〜那須の観光情報〜
投稿日 令和5年6月22日
おはようございます、今朝は久しぶりに雨の那須高原、ペンショントワイライトよりオーナーもっちがお送りしております。
定期的に当館のブログでも那須岳登山に関する事を紹介したりしてまして、今日もその話題を書こうと思います。
那須岳登山マップはこちら。
PDFダウンロードはこちらから。
那須連山最深部、裏那須三山へ行ってみよう!!
那須連山と言えば、那須高原の顔とも言える茶臼岳を筆頭に、朝日岳、三本槍岳などが有名ですしアクセスしやすい山域です。
しかし今回ご紹介するのは「裏那須三山」と呼ばれる、流石山、大倉山、三倉山。茶臼岳の北西部に位置しています。ちょっと遠いし体力も必要な那須連山最後の難関!?
しかしながら天空の稜線歩きと眺望が楽しめて、登山者も少ないエリアなので静かに歩きたい方にはとてもおすすめです。来るのがそもそも大変なので、本当に山が好きでないと来れない、そんな魅力もあると思います。
場所はこのエリアとなります。茶臼岳から見ると北西にあたる山域です。
夏至の一番日が長い時期にチャレンジしようと考えていて、先日ついに行ってきたのでレポートいたします。
が、峠の茶屋から朝5:00に歩き始めて、戻って来たのが19:00!
なんと14時間かかってしまったので(笑)
今回は下郷方面、観音沼から入山するルートをご紹介しますね。
こちらからでも一番奥の三倉山までピストンすると最低8時間くらいは見た方が良いので、やはり難関ではあると思います。
取り付き点である大峠へは観音沼を経て林道最終地点からアクセス!
↑画像クリックでGoogleマップが開きます。
那須からですと少し時間がかかりますが、下郷の道の駅の少し先から、観音沼という紅葉の名所へ入っていけます。まずはここを目指してください。観音沼から林道に入り、行けるところまで。すると数台分の駐車場があるそうです(すいません、実際にこっちから行ってないので、ネットの情報となります)。ちなみに観音沼のトイレが最後です、必ず済ませましょう。
駐車場で登山準備をして、大峠まで歩いていきましょう。1時間程度で到着できます。道は結構整備されていますので、ハイキング感覚で散策できると思います(ここは以前通ったことがあります)。
そして大峠到着!
ここは観音沼方面、三本槍岳方面、三斗小屋温泉方面、そして三倉山方面へ4方向の道が交わる交通の要衝です。間違えないように三倉山方面へ行きましょう。
ここから、急登!
きつい斜面を直登していきます。
足元は滑りやすい箇所もあるので気をつけて。
登りは意外と、一歩一歩進んでいけばなんとかなっちゃいます。
下りの方が私はきつかったです。楽しい稜線歩きの最後にきつい下りがあるので、この部分の体力も考慮しておくと良いと思います。
そうして登る事一時間、傾斜が落ち着くと、いよいよ裏那須三山の稜線に到達します。
ここからは激しいいアップダウンは多くありませんので、楽しい稜線歩きを満喫できます。
裏側から茶臼岳を見ることができます。
そして一つ目のピーク、流石山へ至ります。
稜線上では休憩できる広い場所がなかなかないので、ここで小休止すると良いでしょう。
そして次のピークを目指します。ここから本格的に稜線がひらけ、左手に茶臼岳と三斗小屋温泉を覆う森、右手には会津田島方面の集落が見え、まさに天空散歩が楽しめます。
陽射しも風も気持ち良い!
途中に小さな池塘があります。道の脇にあるので落ちないように(笑)カエルの卵がたくさんありました。
そして二つ目のピーク、大倉山へ至ります!
ここもそれほど広くはない山頂です。
振り返ると茶臼岳が奥に見え、ここまで歩いてきた稜線が絵になりますね。
ここまででも、林道最終地点から3〜4時間ほどはかかっていると思いますので、体力と帰りの時間を考えて次のピークを目指すか考えても良いと思います。往復なので、基本的には来るのにかかった時間と同じだけ、帰るのにも時間がかかります。
次の三倉山まではさらに往復でプラス2時間。私は今回は断念して、あの遠くに見える茶臼岳の向こうの峠の茶屋まで帰ることにしました。
天空回廊の散歩が楽しめる裏那須三山、いかがでしたか?中級〜上級者向けの山かな、という感じがしますね。7月にかけてはニッコウキスゲも見どころです。三斗小屋温泉での小屋泊を使ってのアクセスももちろんおすすめですし、気になった方はぜひチャレンジしてみてくださいませ。